
シングルマザーになると、現実的に大人の手が一人分足りなくなります。
離別の場合、面会交流などがあることで、お子さんと離れる時間があるかもしれませんが、私たち死別シングルマザーは完全にワンオペ。
お子さんの人数や年齢にもよりますが、現実的に人手を喪った分、自分の時間が減りますよね。
でも、お母さんにとって「ひとりの時間」は、子育てを頑張るために必要不可欠な時間。
自分の時間を犠牲にして、子ども中心にしてしまうと、心が疲弊してしまいます。
シングルマザーにとって、時間管理は、楽しく長期的に子育てをするうえで非常に重要になってきます。
私はある日夫を突然亡くし、0歳と3歳の子を育てるワンオペ生活がいきなりスタートしました。
「自分の時間を作るなんて無理…」と思っていた私が、少しずつ“心の余裕”を取り戻すことができた、時間の使い方と気づきをご紹介します。
忙しい毎日でもできる!スキマ時間の見つけ方

忙しい忙しいと言いながら、いつの間にか「時間に流される生活」になっていませんか?
実は、「本当にやるべきこと」と「なんとなくやっていること」を区別しないと、気づかぬうちに時間はどんどん消えていきます。
たとえば、朝の準備中にテレビをつけっぱなしにするとか、スマホをなんとなく触っていたら、10分、20分なんてあっという間です。
私はある日、子どもたちが寝た後に「明日のやることリスト」を手書きで書いてみました。
すると、自分がどこに時間を使っているのかがはっきり見えてきました。
ちょっとした待ち時間、子どもがお昼寝をしている時間、料理中の煮込み時間など―― スキマ時間は意外と日常の中に潜んでいます。
このスキマ時間を「自分の時間」に変えるコツは、24時間のタイムスケジュールを可視化すること。
仕事の時間、家事の時間、子供たちとの時間の中に、自分の時間を確保することです。
先に自分の時間を“予約”するような意識で取り組んでください。
スキマ時間を自分時間に変える手順

・ あらかじめやりたいことを“5分でできるリスト”として用意しておく*時間で自分を満たすことは、案外生活の中に転がっています。(自分の家のソファに腰かけてヘッドマッサージをするとか、アロマキャンドルに火をつける、なんていうのも含みます。)
• 「自分のためにしたいこと」をリスト化しておき、所要時間もざっくり想定しておく
• 簡単なことから一つ始めて、習慣化を
優先すべき一番は「自分の時間」です。
自分が満たされるからこそ、周りにイライラせずに穏やかに暮らせます。
まずは、自分を知ることが重要です。
1日1回、5分でも「自分がやりたいこと」をリストアップする習慣を持つと、それを叶えたい!と時間に対する意識が高くなっていきます。
子どもとの時間と自分の時間、バランスの取り方(お子さんが小さい場合)

子どもはお母さんが大好きです。話を聞いてほしいと訴えることもたくさんあるでしょう。
そこで大切なのは、「時間を決める」こと。 「10分間、今日あったことを教えてね。
その後、ご飯を作るからね」と、時間をきっちり決めて、話を肯定的にしっかり聞くこと。
タイマーをかけると、子どもにとってもゲーム感覚になり、時間の感覚が養えます。
「ご飯の前」など楽しみの前にこの時間を入れると、わかってもらえる確率が上がります。時間を守れたら、しっかりと感謝を伝えてください。
お子さんが多くいる場合は、一人あたりの時間を短縮してもいいので、ひとりひとりにママを独り占めにする時間を作ると満足度も上がります。
また、お母さんも「10分○○をやるね」と伝えて、子供と同じ空間でそれぞれ好きなことをする“静かな時間”を作ってみても良いでしょう。 最初はうまくいかないかもしれませんが、子どもの成長とともに、少しずつ「待つ力」も育っていきます。
そして、保育園や学童に行っているときは、後ろめたさを持たずに、少しゆっくり自分の時間を取り、自分を満たしてからお迎えに行くのもおすすめです。
デジタルツールを活用したスケジュール管理術

私は手書きが好きなので、お気に入りのノートとペンでタイムスケジュールを書いています。 自分の時間はピンク色で塗って「可視化」しています。
とはいえ、今は便利な時代。スケジュール管理アプリの活用もとても便利です。 仕事とは別の個人アカウントを作り、「理想の1日」を入力して眺めるのもおすすめです。 自分のための時間にはアラームをつけて、忘れずに優先して実行する。
「未来の自分のイメージ」を持つことで、今何をしたいか、何をすべきかが見えてきます。 理想の自分に近づきたいからこそ、時間を効率的に使おうという意識も芽生えます。
お金で解決するという選択肢も

今、時間を取られていることは、本当に自分がやるべきことですか?
お金をかければ、あなたの代わりにできることはたくさんあります。
私は、家事の多くをロボットに任せています。
洗い物が好き、洗濯が好きという人は大いにやれば良いですが、そうでない場合は「お金で時間を買う」という発想もありです。
家事を助ける便利ロボたち
• 食器洗い乾燥機(ビルトイン・卓上型など)
• ロボット掃除機(ルンバ、DEEBOT など)
• ドラム式洗濯乾燥機
• 自動調理鍋(ホットクック、クックフォーミー など)
家事代行サービス(一部リンク付き)
自治体のサービスも活用しよう
自治体が実施している支援サービスは、知っておくと非常に助けになります。 条件はありますが、ひとり親家庭を対象にした補助や支援制度が用意されています。
主な自治体サービス(一例)
• ファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)
→ 地域の人が、子どもの送迎や預かりを手助けしてくれる有償ボランティアサービス。1時間数百円~。
• ひとり親家庭等日常生活支援事業
→ 保護者が病気・出張などで家事や育児が困難な場合に、援助者を派遣。
• 母子家庭等自立支援教育訓練給付金
→資格取得の講座受講料の一部補助。
• 子育て短期支援事業(ショートステイ)
→病気や育児疲れなどで一時的に子どもを預かってもらえる制度。
• 育児ヘルパー制度
→ 短時間、家事・育児を助ける人を派遣(名称や条件は自治体により異なる)

活用のポイント
• 市区町村のHPや子育て支援窓口をチェック
• オンラインにない支援もあるので、実際に窓口へ行くのも◎
• 条件・回数制限あり、事前確認は必須
↓サービスを比較できるようにチャートにしてまとめました。参考にしてください。

最後に…自分のための時間は未来への投資
このように、少しの工夫で「自分の時間」は取り戻すことができます。

あなたの笑顔が、子どもにとっての安心。 そのためにも、ぜひ“自分の時間”を味方につけていきましょう。
私は、社会復帰をして1年後に時短勤務が取得できる会社に勤めました。
1年経過してすぐに時短に切り替えて、なるべく仕事を無理なく続けるという生活に切り替え、カウンセリングに通ったり、自分を大切にする時間を作り、夫とのグリーフケアに時間を使いました。
正直面白く思わない同僚もいて、きつく当たられたこともありましたが、会社の制度をルール通りに利用しているので、気にしないようにしていました。
自分時間を確保して、自分を満たせば仕事も頑張れるし、子供にも穏やかにできました。
私のように、自分のグリーフケアが最優先の人もいれば、仕事でキャリアを構築したい人もいます。
それに正解も不正解もありません。
最初の章で申し上げたように、自分を知る事をしっかりとやれば、周りに振り回されないようになります。
ぜひ、自分の時間を作ってみて、自分の変化があるかを試してみてください。
夫とのお別れは悲しくさみしいものではありますが、自分の人生を見つめ直すとても大事な機会をプレゼントされたと思ってください。
きっとあなたの今後のより良い人生に役に立つことでしょう。
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