死別シングルマザーの家計管理術|安心の暮らしを始めるために

死別シングルマザーの家計管理術|安心の暮らしを始めるために

「夫を亡くして、これからの生活が不安で仕方ない…」 死別後、心の整理もつかないまま、一人で家計を背負うことになった方は多いはず。

私もその一人です。

今回は、そんな私の経験も踏まえて、死別シングルマザーの方が生活を立て直すための家計管理術について、わかりやすく解説します。

突然の収入変化にどう対応する?家計管理の第一歩

夫を亡くした当時の私は、0歳と3歳の子供を抱えた無職の専業主婦でした。

幸い、家計管理は私が担っていたので、お金の流れは把握していました。

ただ、収入が一気に途絶えて、家計は赤字に転じることになります。 パニック状態になった私に冷静に声をかけてくれたのは私の兄。

とにかく今の収支を洗い出し、書き出すように言われました。

家計管理の基本は家計全体を洗い出すこと。 当たり前のようですが、それをしっかり把握することから始まります。

まず、手書きの殴り書きでいいので、メモに支出がどれくらいかを書き出すことをしてください。 家計管理アプリなどもありますが、それは細かくなりすぎるので、その前に手書きで書き出すことをお勧めします。

夫の分を差し引く

今までの支出を書き出したら、そこから旦那さん関係の支出を差し引きます。

案外大人一人分の食費がなくなるだけでも、支出はかなり抑えられます。

私の夫は、お酒もたばこもする人で、グルメ家でもありました。

その分を差し引くとかなりの支出が少なくなることが分かりました。

寂しく悲しい現実ではありますが、ここで現実的な支出の把握をしておくこと。

案外数字というものは、感情を鎮静化してくれるものです。

冷静に数字だけを考えると、私の場合心が落ち着きまますよ。

シングルマザーの固定費・変動費の見直し方

ざっと支出の把握ができたら、家計簿アプリの導入をお勧めします。
アプリでは支出の予算が立てられます。

基本的に手書きでざっくり書いた支出を予算額にして生活を始めてください。 調整しながらにはなりますが、そのうち自分たちの心地よい生活の収支が見えてきます。

お勧め家計簿アプリ2選

家計管理を効率的に行うためのおすすめ家計簿アプリを2つご紹介します。 たまに不具合もあるので、私はこちらの2つを利用して常に把握できるようにしています。

おすす家計簿アプリ

マネーフォワード ME
銀行口座やクレジットカードと連携し、収支を自動で記録・分類できる家計簿アプリです。支出の内訳をグラフで視覚化し、家計の状況を一目で把握できます。 無料版でも基本的な機能を利用可能で、プレミアム版では連携口座数の増加や詳細な分析機能が追加されます。


Zaim
レシートを撮影するだけで支出を簡単に記録できる家計簿アプリです。 銀行やクレジットカードとの連携機能も備えており、収支の自動管理が可能です。多彩なグラフ表示で家計の状況を把握しやすく、予算設定や支出の振り返り機能も充実しています。

ストレスを溜めない節約のコツ

ひとり親になって最初は不安があるでしょう。

そのためにまず節約を心がけるようにしましょう。

自分で家計管理をしていくので、コントロールはしやすいと思います。
この機会にサブスクをいったんすべて解除して、再検討するというのもアリ。

固定費はなるべく下げるように、不要なもの(例えば固定電話など)はどんどんとカットしていってください。 お

金の垂れ流しはしないように心がけましょう。

遺族年金・児童扶養手当・母子家庭の支援制度

配偶者を亡くした死別シングルマザーの方々が利用できる主な手当と、その申請手続きについてまとめました。

自分が使える制度に漏れがないかを確認して、しっかりと受け取ってください。

おまけ記事: 海外の遺族年金制度について

海外でも、配偶者を亡くした際に遺族年金が支給される制度が存在します。

いくつかの国の例を紹介します。

チェックポイント

アメリカ合衆国
概要: 社会保障制度(Social Security)に基づき、亡くなった被保険者の配偶者や子どもに対して遺族給付(Survivor Benefits)が支給されます。
対象者: 亡くなった方が一定のクレジット(加入期間)を満たしていた場合、その配偶者、子ども、場合によっては親が対象となります。
支給額: 被保険者の平均的な収入や加入期間に基づいて計算されます。
イギリス
概要: 国家年金制度(State Pension)に基づき、亡くなった配偶者の年金記録を引き継ぐ形で遺族年金が支給されます。
対象者: 亡くなった方が国家年金の加入要件を満たしていた場合、その配偶者やシビルパート

該当するかも?と思う方は、各国のホームページで確認をしてみてください。

様々な制度を利用できるものがあれば、各自治体の窓口に確認をしてみましょう。

手当には子供の年齢もかかわってきますので、そちらも加味して自分の収支計画を立てましょう。お子さんの学費や老後資金も見えてきますよ。

手当を利用した場合、自分が働いて得られる収入はどれくらい必要かなどの参考にすることもできます。

自分の人生も大切に!「心の余裕」と「時間の余裕」も忘れずに

お金の不安はきちんと現実と向き合えばかなり軽くすることは可能です。
そのためにも、まずは「夫のいない」現実を受け止めて、その収支を把握することです。
無駄なことにお金を使わないことは大切ですが、心が疲弊してしまったら意味がありません。
夫を亡くしたことで、心は満たされていな部分もたくさんあります。
なので、我慢をし過ぎずにあなたらしい心地よい生活の収支を調整していってください。

あまりに自分に厳しくし過ぎると、むなしさが襲ってくるでしょう。
そうではなく、大切な人は若くして亡くなったことで、「自分の人生」と向き合う方も多くいるかもしれません。
お金の余裕、心の余裕、時間の余裕は相互関係にあると私は感じています。

どこかに余裕が生まれたら、それに引っ張られるように少しずつ余裕が生まれるものです。
自分の限りある人生を輝かせるためにも、お金をうまく利用して、自分のためのご褒美も時には必要と許可することを忘れないでください。

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