死別後の心を癒す自己理解の方法3選|カウンセリング・日記・食事で「今の自分」を知る

死別後の心を癒す自己理解の方法3選|カウンセリング・日記・食事で「今の自分」を知る

大切な配偶者との死別後、深い悲しみに襲われる中でも、自分を知ることで心が少しずつ軽くなっていきます。

今回の記事では、カウンセリング・日記・食事の3つのアプローチを通じて自己理解を深める実践方法をご紹介します。

死別後、「自分を知ること」で心が楽になる

大切な人を亡くしたとき、心の奥にぽっかりと穴が空いたような感覚になりますよね。

私自身も、夫との死別を経験し、最初は「なぜ彼は死んでしまったの?」という疑問が頭から離れませんでした。

でも、その疑問に答えを出そうとするよりも、まず大切だったのは「今の自分がどう感じているのか」を知ることでした。

自分を理解することが、少しずつ心を軽くし、未来への一歩を踏み出す力になりました。

私が実際に行ってよかったと感じた、死別後の自己理解を深める3つの方法をご紹介します。

方法①:カウンセリングで「言葉の一致」を見つける

自分の本音に出会える場所

心の深い部分と向き合いたいとき、一番わたしの助けになったのがカウンセリングでした。





カウンセリングはカウンセラーとの相性が良ければ、自分と向き合う最高のツールになります。

死別の苦しさと向き合い、前に進んでいくのは結局自分自身。

自分と向き合うこと、自分を知ることで死別だけでなく、様々なことに柔軟に対応できる自分になっていきます。

私は信頼できるカウンセラーと1対1で話すことで、次のような効果を実感しました。

  • 自分の感情を整理できる
  • 話してみることで「本当の気持ち」に気づける
  • 自分の中にある違和感を発見できる

カウンセリングで意識したこと

以下は、私がカウンセリング中に意識していたポイントです。

  • 自分の言葉と気持ちが一致しているか?~心と言葉の一致
  • 違和感のある表現があれば、修正してみる~カウンセラーに対して違和感が生じれば修正していくと、自分の心の中が解消していきます。
  • カウンセラーの言葉を鏡のように受け取り、自分を観察~カウンセラーは自分のことを映し出す投げかけをしてくれますので、自分を内省し観察するのに適しています。

言葉と気持ちのズレの例

発言感じた違和感修正した言葉
「寂しいです」本当は怒りがある「正直、悔しいし、怒ってます」
「何が辛いのか分かりません」言葉にできないだけ「整理できないのが辛いです」

こうした「ズレ」に気づくことで、心がほぐれていくのを実感しました。

カウンセラーは一つずつ深めていく投げかけをしてくれますので、信頼関係が生まれたら、自分の感情をそのまま吐き出すことができ、とても癒される実感が持てるはず。

また、カウンセラーが合わないと思ったら、無理に続ける必要はありません。

断る(カウンセラーを変える)勇気を持ちましょう。そのほうが自分のためになります。

方法②:ひと言日記で心の動きを“見える化”する

口にするということ以外に、言葉を文字にして書き出すという方法もあります。

しゃべるのが苦手、という場合は書き出すことで解放されることも期待できます。

書き出す行為は、ひとりでいつでもできることですし、誰かのことを気にする必要がないので、思う存分吐き出すことができます。

毎日たった数行でOK

日記といっても、長々と書く必要はありません。

最初は少しずつ始めるといいでしょう。

開放感を得られたら、自然ともっと書き出したくなるようでしたら、徐々に各時間を増やしてみてください。

私は毎晩、以下のような形で簡単な記録をつけていました。

  • 良かったこと3つ
  • 良くなかったこと3つ

書くことによって、次のような自己理解が深まりました:

日記で得られた気づき

  • 感情の傾向(パターン)に気づける 自分のトリセツができるとコントロールしやすくなります。
  • 心が穏やかになるきっかけを知れる 上記と同じで自分のこと良いパターンを知ることができます。
  • 「私はこれに癒されていたんだ」と再認識できる 自分の良い感情を味わうことができます。

日記のフォーマット例

日付良かったこと良くなかったこと
5/22・朝の陽ざしが心地よかった
・友達とLINEでやりとり
・夕飯が美味しかった
・寝つきが悪かった
・涙が止まらなかった
・部屋が片付かなかった

たったこれだけで、「自分の内側のバランス」が見えてきます。

ここから、自分の感情に寄り添うなど、少しずつ応用していくことができますので、まずは無理のない範囲で矢っ見てください。

方法③:食事から「生きてる実感」を取り戻そう

味覚は心のセンサー

死別直後、私は「食事の味がしない」と感じる時期がありました。

でも少しずつ、自分の好きなものを食べていくうちに、「美味しい」と感じる瞬間が戻ってきました。

食事は、次のように心を映し出してくれます。

  • 味がしない → 心が麻痺している・感じるのは悲しみなどのネガティブだけ
  • 過食気味 → 不安や孤独から逃げたい気持ち・食べることで現実を忘れる
  • 好きな味を感じた → 感覚や心が平常時に戻ってきているサイン・前に進めるチャンス

試してほしいこと

  • 普段と違うジャンルの料理を試す
  • 外食してみる(孤独を感じてもOK)
  • 季節の旬を意識した食材を選ぶ

「何を食べたか」「どう感じたか」をひとこと日記に一言添えるのもおすすめです。

自分の「感覚」にいい意味で敏感になっていきましょう!

まとめ|自己理解の3ステップ

死別後の自己理解は、以下のシンプルな3ステップで進められます。

  1. 自分に刺激を与える(話す・書く・食べるなど)
  2. その反応を観察・記録する
  3. 「それが自分らしいか」を確認する

心の声を少しずつキャッチして、「自分を知る」ことで、生きる力が戻ってきます。

おわりに|“わからない自分”と向き合う勇気を

死別の悲しみの中にいると、「自分が何を感じているのか分からない」「何をすればいいか分からない」と戸惑うことがあるでしょう。

でも、「分からないままの自分」と静かに向き合ってみてください。焦らず、少しずつ。そのプロセスが自己理解であり、心の癒しの第一歩です。

もしこの記事が、同じように喪失を経験された方の一助となれば嬉しいです。

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