死別から15年―困難を乗り越える時、亡き夫に問いかける理由

死別から15年―困難を乗り越える時、亡き夫に問いかける理由

昨日は節分。やっと土用が明けて立春になりました。

今年は私にとってトラブルが多い年になると言われていて、今年に入ってその兆しがあります。それも一つひとつ自分との向き合いだと思って進んでいく、どうせそういうお試しが来るのだから、自分の真ん中の人生を歩んで、とアドバイスをもらいました。

確かに、トラブルのない平坦な一年なんてありません。何かしら起こるものだし、それを一つひとつ向き合わずに目を背けたことが、改めて違う顔をして現れているのだと思います。

この記事では、死別から15年経った今、困難に直面した時に私がどう向き合っているか、その具体的な方法と心の持ち方についてお話しします。同じように大切な人を亡くした方、人生の困難に向き合っている方の参考になれば嬉しいです。

困難に直面した時、私がする「問いかけ」とは

人生には様々な困難が訪れます。仕事のトラブル、人間関係の悩み、子育ての壁、健康の問題・・。

そんな時、私には一つの習慣があります。それは、亡き夫に問いかけるということです。

具体的な問いかけの方法

いつもトラブルに見舞われると、心の中で夫に問いかけます。

「これはどういう事だろう」 「どうしたら良い?」

これは、単なる独り言ではありません。実際に答えを求めて、真剣に問いかけています。

そうやって知恵を絞って、もちろん自分の知恵なんて本当に僅かなので、たくさんの人の知恵を借りながら前に進みます。

問いかけた後に起こること

不思議なことに、問いかけた後には、こんなことが起こります。

1. 予期せぬご縁が繋がる 今まで接点のなかった人から連絡が来たり、偶然出会った人が解決の鍵を持っていたり。

2. 意外なアイディアが降りてくる ふとした瞬間に「そうだ、こうすればいいんだ」というアイディアが浮かぶ。

3. 状況が少しずつ変わっていく 最初は八方塞がりに見えた問題が、少しずつ解決の方向に動き始める。

そうすると、「あれ、こんな展開になるなんて」と思うような、想像もしていなかった良い方向へ進んでいきます。

これは思い込み?それとも本当に導かれている?

こんなことを書くと、「それは単なる偶然でしょ」「思い込みじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。

それでいいんです。私は、これを科学的に証明したいわけではありません。

大切なのは、私がそう感じているということ。

そう思えることで、心が軽くなり、勇気が湧いてくる。それが、私にとっての真実なんです。

誰が否定しても、別に気にしません。私の確固たる感覚だから。

「そんなの気のせいだよ」と言う人もいるでしょう。でも、その「気のせい」が、私を前に進める力になっているなら、それで十分じゃないでしょうか。

夫が亡くなってから15年。

15年の積み重ねが作った、今の現実

コツコツとなんとか生活を安定させて、今がある。子どもたちも成長し、仕事も軌道に乗り、心穏やかに暮らせるようになりました。

この今の私の現実は、誰が作ったのでしょうか。

もちろん、私自身の努力もあります。私を取り巻くたくさんの人の支えにも、心から感謝しています。

でも同時に、私はこう思っています。

それを導いてくれたのは、夫の見えない力が働いている。

離れていった人も、新しく出会った人も、すべて意味があって。私と私の家族のより良い未来に向かって、夫が私を信じてメッセージを送ってくれていると考えています。

15年間、確かに大変なこともたくさんありました。一人で子育てをし、仕事をし、家事をし。

でも、「私だけ頑張りました」とは思えないんです。

いつも、夫が一緒に歩んでくれていた。見えない形で支えてくれていた。そう感じています。

一人じゃない、と思えることの力

死別した当初は、「たった一人」と思うことがとても心細かったです。

彼の肉体がなかったから。目に見える存在がいないことが、こんなにも心細いものかと、毎日泣いていました。

でも、視点を変えることで、心の持ち方が大きく変わりました。

目には見えないけれど、一緒に進んでいる。

そう考えることはいくらでもできるし、そう思えば心強く、勇気が湧いてきます。

「夫はいつも一緒にいる」 「見守ってくれている」 「導いてくれている」

そう思うだけで、不思議と力が湧いてくるんです。一人じゃない。そう思えることが、どれだけ心の支えになることか。

心理学で証明されている「思い込み」の力

ここで、少し科学的な話をします。

「思い込み」というと、ネガティブに聞こえるかもしれません。でも、心理学では、思い込みが人の行動や感情に大きな影響を与えることが証明されています。

カラーバス効果とは

カラーバス効果という現象があります。これは、意識したものが目に入りやすくなる現象です。

例えば、「赤いもの」を意識すると、街中で赤いものばかりが目に入るようになる。それと同じで、「守られている」「支えられている」と意識すると、そういう出来事に気づきやすくなるんです。

自分が注目したことを拡大させる機能が、脳にはあります。

ネガティブなことに注目すれば、ネガティブなことばかりが目に入る。 ポジティブなことに注目すれば、ポジティブなことが目に入る。

だったら、ポジティブな視点を持った方が、人生は楽しくなりますよね。

「夫が守ってくれている」と思うことで、実際に守られているような出来事に気づけるようになる。

そうすると、本当に守られている感覚が強くなっていく。それが、15年かけて私が体感してきたことです。

死別直後のあなたへ。最初から前向きになれなくて大丈夫!

この記事を読んで、「私にはそんなふうに思えない」と感じた方もいるかもしれません。

特に、死別を経験したばかりの方は、こんなふうに思うかもしれません。

「目に見えないものなんて信じられない」 「一人ぼっちで辛い」 「前向きに考えるなんて無理」

その気持ち、本当によく分かります。私もそうでした。

最初は、何も前向きにとらえることはできませんでした。

「なんで私だけ」 「どうしてこんなことに」

悲しみと怒りでいっぱいでした。夫がいない現実を受け入れられず、毎日泣いて過ごしていました。

でも、少しずつ、視点が変わっていったんです。

一つずつ、ちょっとでもいい方向に向かったなと思えた時。その積み重ねが、今の私を作りました。

だから、今すぐ前向きになる必要はありません。焦らなくていい。

具体的な実践方法―困難を乗り越えるステップ

ステップ4を分かりやすく説明

では、実際に困難に直面した時、どのように向き合えばいいのでしょうか。私が実践している方法をご紹介します。

ステップ1:問いかける

まず、心の中で問いかけます。

亡き夫に、神様に、宇宙に——誰に問いかけてもいいです。自分が心地よいと思う存在に問いかけてください。

「この状況は、何を意味しているのだろう」 「どうすれば良い方向に進めるだろう」

ステップ2:人の知恵を借りる

自分の知恵だけでは限界があります。信頼できる人に相談し、様々な視点を取り入れましょう。

前の記事でもお話ししましたが、私は「たくさんの人の意見を聞いて、自分なりの答えに落とし込む」スタイルが合っています。

ステップ3:小さな変化に気づく

問いかけた後、小さな変化に気づくことが大切です。

  • 偶然の出会い
  • ふとしたアイディア
  • 予想外の展開

こうした小さな変化を「偶然」で片付けず、「導かれている」と感じてみてください。

ステップ4:感謝する

良い方向に進んだら、感謝します。

「ありがとう」と心の中で伝えることで、ポジティブな循環が生まれます。

新しい年、新しいスタート

立春を迎え、新しい年が始まりました。

トラブルがあっても大丈夫。それは、自分と向き合うチャンスです。

一人じゃない。 守られている。 支えられている。

そう思えるだけで、勇気が湧いてきます。

完璧を目指さなくていい。 一気に変わろうとしなくていい。

少しずつ、自分のペースで、一歩ずつ前に進んでいけばいいんです。

ちょっとでもいい方向に向かったなと思えた時、こう思ってみてください。

「もしかしたら、守られているのかも」

それだけで、世界が少し優しく見えてくるはずです。

大切な人は、いつもそばにいる

15年経った今、私は確信を持って言えます。

大切な人は、目には見えないけれど、いつもそばにいる。

そう信じることで、私は前に進んでこられました。

この感覚は、15年、どん底から積み重ねてきたものです。最初からこんなふうに思えたわけではありません。

でも、一つひとつの困難を乗り越える中で、少しずつ確信に変わっていきました。

あなたも、どうか自分のペースで、一歩ずつ前に進んでいってください。

新しい年が、あなたにとって少しでも優しい一年になりますように。

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