ネガティブな状態って、嫌ですよね。
私もネガティブな状態からは、できるだけ早く抜け出したいと思うタイプです。
私の場合、早く抜け出したくてジタバタします。じっとしていると、その思考がどんどん大きくなってしまうから、とにかく動き回るんです。
この記事では、ネガティブな思考から抜け出すために私が実践している方法と、注意点についてお話しします。同じようにネガティブな思考に悩んでいる方、特に死別を経験した方の参考になれば嬉しいです。
自分ひとりの頭では、ろくな発想ができない

私は自分ひとりの頭だけでは、ろくな発想ができないと思っています。
ネガティブな状態にいる時、自分の思考は偏っています。同じことを何度も考え、同じ結論に至り、また同じことを考える。そんな堂々巡りになってしまいます。
死別後、私も何度もこの状態に陥りました。「なんで私だけ」「何が悪かったんだろう」「もっとこうすればよかった」——そんな思考が、頭の中をぐるぐると回り続けました。
一人で考えていると、視野が狭くなります。自分の考えが絶対的に正しいと思い込んでしまう。でも、それは本当に正しいのでしょうか?
だから「動く」という行動の中には、「人に聞く」「相談する」ということも含まれています。
物理的に動くことも大切ですが、人とコミュニケーションを取ることも「動く」の一つです。
やばい時こそ、人の意見に耳を傾けることができます。自分の思考だけではうまくいかないと分かっているから、自分を過信せずに聞けるんです。
「いや、それは受け入れられないな」と思うことでも、自分なりに違和感を整理していけば、しっくりくる答えが見つかるものです。
相手の意見をそのまま受け入れる必要はありません。でも、「なぜ私はこれを受け入れられないんだろう?」と考えることで、自分の本当の気持ちが見えてくることがあります。
人の意見は、鏡のようなもの。自分の考えを映し出してくれます。
同じところでぐるぐる回る状態を、崩す
同じところでぐるぐる回っている状態を、あえて崩していく。
今は子どもたちも大きくなったので、話をすることで、彼らがヒントをくれる良き先生になることもあります。
子どもたちの視点は、大人とは違います。「そんな考え方もあるのか」と驚かされることも多いです。
友達、家族、カウンセラー、時にはネットの誰か——。様々な人の視点に触れることで、自分の思考の偏りに気づけます。
とにかく、自分の中のネガティブを”排出する”ことから始めてみる。
口に出して誰かに話すのもいいし、書き出すのもいいでしょう。
私がよくやるのは、紙に書き出すことです。思いつくまま、感じるままに、とにかく書く。誰に見せるわけでもないから、どんなネガティブなことを書いてもいい。
書き出すことで、頭の中が整理されます。そして、「あれ、私はこんなことを考えていたんだ」と客観的に見られるようになります。
物理的に動くことも効果的です。
散歩に出る、カフェに行く、図書館に行く——。環境を変えることで、思考も変わります。
家の中でずっと同じことを考えていると、その思考から抜け出せなくなります。でも、外に出て、風を感じて、景色を見て、人の声を聞くと、少し気持ちが変わります。
ぐるぐる思考は、洗脳のようになっていく
ぐるぐる思考が続くと、自分責めが始まることもあります。
これは洗脳のようになっていくので、本当に危険です。
「私が悪い」 「私がもっとこうすればよかった」 「私には価値がない」
そんな思考を繰り返していると、本当にそう思い込んでしまいます。
最初は「そんなことないよね」と思っていても、何度も何度も同じことを考えていると、それが真実のように感じてきます。
これは、洗脳に近い状態です。自分で自分を洗脳してしまっているんです。
心の仕組みを理論的に学んでいると、どこで自分がつまずいているのかが分かります。
「今、私は認知の歪みに陥っているな」 「これは自動思考だな」 「完璧主義が出ているな」
そんなふうに、客観的に自分を見られるようになります。
心理学や認知行動療法の知識は、自分を守る武器になります。専門的に学ぶ必要はありませんが、基本的な知識を持っておくと、ネガティブな状態から抜け出しやすくなります。
でも、動き回りすぎると電池が切れる
とはいえ、死別の打撃は本当に大きいものです。
自分なりの加減を知らずに闇雲に動き回ると、私のように、急に電池が切れたように動けなくなる可能性もあります。
死別直後、私は必死でした。
とにかく動いて、考えないようにして、前に進もうとしました。本を読み、人に会い、セミナーに行き、カウンセリングを受け——。
でも、ある日突然、動けなくなりました。
体も心も、もう限界だったんです。頑張りすぎて、電池が切れてしまいました。
それから数ヶ月、私は引きこもり生活になりました。何もする気が起きない。ただ、ぼんやりと日々が過ぎていく。
今思えば、心が自分を守るために、強制的に休ませたのだと思います。
だから、動くことは大切だけれど、動きすぎないことも大切です。
自分なりの加減を知る。それが、長く走り続けるために必要なことです。
「今日はもう疲れたな」と思ったら、休む。無理に動き続けない。
休むことは、怠けることではありません。次に動くための、大切な準備です。
自己理解と自己受容が一番の基本
自己理解とは、自分を知ることです。
- 自分はどんな時にネガティブになるのか
- 自分はどんな方法で立ち直るのか
- 自分の限界はどこなのか
- 自分は何を大切にしているのか
こういったことを知っておくと、ネガティブな状態になった時に、適切に対処できます。
自己受容とは、自分を受け入れることです。
「ネガティブになってもいい」 「完璧じゃなくてもいい」 「時には休んでもいい」
やはり何においても、自己理解と自己受容が一番の基本ですね。
そんなふうに、ありのままの自分を受け入れることです。
自己受容ができると、自分責めが減ります。「こんな自分でもいいんだ」と思えるようになります。
ネガティブな状態から抜け出す、具体的な方法
ここで、私が実践している具体的な方法をまとめます。
1. 人に話す、相談する
一人で抱え込まない。信頼できる人に話す。カウンセラーに相談する。
2. 書き出す
思いつくまま、ノートに書き出す。誰にも見せないから、何を書いてもいい。
3. 環境を変える
散歩に出る、カフェに行く。物理的に環境を変えることで、気持ちも変わる。
4. 体を動かす
軽い運動をする。ストレッチ、散歩、ヨガなど。体を動かすと、気持ちも動く。
5. 心の仕組みを学ぶ
心理学や認知行動療法の基本を学ぶ。自分を客観的に見る力がつく。
6. 休む
疲れたら、無理せず休む。休むことも、大切な行動の一つ。
最後に―自分をいつも気にかけてあげてください
どうか、自分をいつも気にかけてあげてください。
ネガティブな時こそ、自分に優しく。
そして、一人で抱え込まずに、誰かに話してみてください。
あなたは一人じゃありません。同じように悩んでいる人はたくさんいます。そして、あなたの話を聞きたいと思っている人も、必ずいます。
ネガティブな状態は、永遠には続きません。必ず抜け出せます。

焦らず、自分のペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。