波動が合う瞬間―気持ちが共鳴する喜びと、矛盾する感情のこと

波動が合う瞬間―気持ちが共鳴する喜びと、矛盾する感情のこと

昨日、夜の独り言ブログをあげたすぐ後に、「気持ちが分かる!」と、遠方にお住まいのかつてのクライアントさんからLINEが来ました。

気持ちが共鳴する。

それこそ量子力学でいう「波動が合う」「周波数が一致する」という体験をしました。同じ経験をした人同士だからこそ分かり合える、そんな不思議な感覚です。

この記事では、そんな不思議な共鳴体験と、矛盾するような感情について、正直にお話しします。死別を経験した方、大切な人を失った方に、少しでも共感していただける内容になれば嬉しいです。

充実しているのに、寂しい―この矛盾のような感覚

私も彼女も、日常は充実しています。

子どもたちともパートナーとも仲がいい。仕事も順調。毎日を楽しんでいる。寂しいわけではない。

けれど、急に襲われる「寂しい」という気持ち。

静かな夜、ふとした瞬間に、すっと入ってくる寂しさ。この感覚を、彼女も同じように感じていたんです。

この矛盾のような感覚を共有できるって、すごく嬉しい。

「分かる」と言ってもらえること。それだけで、自分の感情が肯定される気がします。「私だけじゃないんだ」「この感覚は、おかしくないんだ」と思えるんです。

死別を経験していない人に話すと、「でも、今は充実しているんでしょ?」「新しいパートナーもいるんだから、もう大丈夫じゃない?」と言われてしまうことがあります。

でも、違うんです。充実していることと、寂しいことは、別なんです。

今の生活の充実さを知っているからこそ、もし夫も生きていたら、きっと夫との未来は幸せで、子どもたちが手を離れていくことすら楽しみになっていただろう、そんな気持ちになる。

今が幸せだからこそ、「もし夫がいたら、もっと幸せだっただろうな」と思ってしまう。

これは、今を否定しているわけではありません。今の生活に不満があるわけでもありません。ただ、ふと、そう思ってしまうだけです。

また矛盾・・夫のいない今を肯定しながら、妄想する

つまり、夫のいない今の生活を肯定していることがベースになって、私はあれこれと妄想をしている。

これもまた矛盾。

でも自分の中では、理屈抜きに、そういう感情がすっと上がってくるのです。

「もし夫が生きていたら」

そんな「たられば」を考えること自体、今の生活をちゃんと受け入れているからこそできるんだと思います。

過去に囚われているわけじゃない。今を否定しているわけでもない。ただ、ふと、そんな妄想をしてしまう。それが、私たちの感情なんです。

もし夫が生きていたら、どんな会話をしていただろう。どんなふうに笑っていただろう。子どもたちの成長を、どんなふうに喜んでいただろう。

そんなことを、ふと考えてしまうんです。

妄想できるということは、前に進んでいる証拠

でも、こんなふうに妄想できるということは、きっと前に進んでいる証拠なんだと思います。

死別直後は、妄想する余裕なんてありませんでした。ただただ悲しくて、苦しくて、現実を受け入れるので精一杯でした。

でも今は、穏やかに、楽しみながら、そんな妄想ができる。それは、心が落ち着いてきた証拠なのかもしれません。

夫がいなくなったことで、見えたもの

私の場合、夫がいなくなったことで、より夫の良さや自分の良さ、子どもたちの成長を、ちゃんと自分のものとして感じ取れるようになりました。

あのままの私だったら、今ではトラブルとさえ感じないことも、大きな問題にしていたかもしれない。それくらい未熟でした。

夫がいた頃の私は、本当に未熟でした。些細なことで怒ったり、落ち込んだり。夫に甘えて、自分で解決しようとしないことも多かったと思います。

でも、夫がいなくなってから、私は変わりました。変わらざるを得なかったとも言えますが。

一人で考え、一人で決断し、一人で乗り越える。その繰り返しの中で、私は成長してきました。

今の自分だから思える、夫との未来

今の自分だから思う、夫との未来。「たられば」の妄想。

もし夫が生きていて、今の私の成長した姿で一緒にいられたら、どんなに素敵だっただろう。

あの頃の未熟な私と夫の関係も素敵だったけれど、今の成長した私と夫だったら、もっと深い関係を築けたんじゃないかな。

そんなふうに思えるのは、きっと、私が前に進んできた証拠なんだと思います。

感情を肯定してくれる存在の大切さ

彼女とのおしゃべりで、そういう感情をさらに肯定でき、一晩明けた今では、そんな妄想をする自分を可愛く、愛おしいとさえ思います。

寂しい気持ちも横道にそれながら、やっぱり話すのは「今」のことだったり、「未来」のことだったりするんですね。

彼女と話していて気づいたのは、私たちは過去の話ばかりしているわけではないということ。

むしろ、今の生活のこと、子どもたちのこと、これからの夢のこと。そんな「今」と「未来」の話が中心でした。

その合間に、ふと、「でもね、たまに寂しくなるんだよね」という話が出てくる。そんな感じです。

まぁ、妄想もある意味「亡き夫との未来」の妄想。人は、乗り越えたら、過去よりも今や未来を考える時間が増えるのだろうな、とも思いました。

死別直後は、過去のことばかり考えていました。「あの時、こうしていれば」「なぜ、もっと優しくできなかったんだろう」そんな後悔ばかり。

でも、時間が経つにつれて、今のこと、未来のことを考える時間が増えてきました。

それは、前に進んでいる証拠なんだと思います。

今、自分が「いつ」のことを考えているか

今、自分が「いつ」のことをたくさん考えているのか。それで、自分の心の様子が見えるのかもしれません。

過去ばかり考えている時

過去のことばかり考えている時は、まだ悲しみの渦中にいる時。

「あの時、こうしていれば」 「なぜ、あんなことを言ってしまったんだろう」 「もっと、こうすればよかった」

そんな後悔や悲しみに、心が占領されている時期です。これは、死別直後によくある状態です。

この時期は、とても辛い。過去に縛られて、前に進めない感覚がします。

今や未来を考えられる時

でも、今や未来のことを考えられるようになったら。それは、少しずつ前に進んできた証拠。

「これから、どうしよう」 「未来は、どんなふうになるだろう」 「こんなことをしてみたい」

そんなふうに考えられるようになったら、それはもう、前を向いているということ。

もちろん、時々過去を振り返ることもあります。でも、それは後悔ではなく、懐かしさや愛おしさとともに振り返る感覚。

そして、その過去を踏まえて、未来を考える。そんなふうに変わっていきます。

自分の心の様子を測る指標

「今、自分は何を考えているか」

これは、自分の心の様子を測る良い指標になります。

もし、過去のことばかり考えているなら、まだ悲しみの中にいる。でも、それでいいんです。焦る必要はありません。

そして、今や未来のことを考えられるようになったら、それは前に進んでいる証拠。自分を褒めてあげてください。

矛盾する感情を、そのまま受け止める

充実しているのに、寂しい。

今を肯定しているのに、「たられば」を妄想する。

新しいパートナーがいるのに、亡き夫を想う。

矛盾しているようで、でも、それが人間の感情なんだと思います。

その矛盾を、否定しなくていい。理屈で説明しなくてもいい。

「こんな風に思うのは、おかしいのかな」 「矛盾しているよね」

そう思う必要はありません。感情は、もともと矛盾するものです。

嬉しいのに、悲しい。 楽しいのに、寂しい。 幸せなのに、切ない。

そんなふうに、複数の感情が同時に存在することは、ごく自然なことです。

ただ、そのまま受け止めて、大切にすればいい。

「今、私は充実している。でも、たまに寂しくなる。それでいいんだ」

そう思えるだけで、心が楽になります。

矛盾する感情を無理に整理しようとしたり、どちらかを否定したりする必要はありません。どちらも、あなたの本当の気持ちだから。

矛盾していてもいい。その二つの感情の間に、今の私が立っている。そう思えたとき、また一歩、優しくなれる気がします。

気持ちが共鳴する相手がいる幸せ

そして、その感情を共有できる相手がいることの、なんと幸せなことか。

死別を経験していない人には、なかなか理解してもらえない感覚。

でも、同じ経験をした人となら、言葉にしなくても分かり合える部分がある。「波動が合う」「周波数が一致する」という感覚。

それは、本当に不思議で、そして温かい体験です。

「私だけじゃないんだ」

そう思えることが、どれだけ心の支えになることか。

死別後、「誰も私の気持ちを分かってくれない」と孤独を感じることがあります。でも、同じ経験をした人と繋がることで、「一人じゃない」と思えるんです。

最後に―あなたにも、共鳴する相手が見つかりますように

あなたにも、気持ちが共鳴する相手がいますように。

そして、矛盾する感情を、そのまま受け止められますように。

充実していても、寂しくなることがある。それは、あなたが大切な人を深く愛していた証拠です。

今を肯定していても、「たられば」を考えることがある。それは、あなたが前に進んでいる証拠です。

その矛盾を、否定しないでください。ただ、そのまま受け止めて、大切にしてください。

そして、その気持ちを共有できる相手が見つかったら、ぜひ話してみてください。きっと、心が軽くなるはずです。

あなたの感情は、全て正しい。矛盾していても、それがあなたの真実だから。

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